私とスヌーピーとのなれそめ
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こんにちは。
Vérité Office リラクカウンセラー/人事労務コンサルタントの浅賀桃子です。
今回のブログでは、私が大好きであり、20年来にわたって愛好&研究している「スヌーピー」とのなれそめを簡単にご紹介いたします。
1. スヌーピーとは?
世界的にも知られるキャラクター、スヌーピー。
ご存じない方のためにご紹介いたしますと、スヌーピーはアメリカの漫画家、チャールズ・M・シュルツ氏が1950年10月2日より描き始め、2000年2月13日まで約50年続いた漫画「PEANUTS」に登場するオスのビーグル犬です。
もともと、この漫画の主人公はスヌーピーの飼い主であるチャーリー・ブラウンです(*1)が、日本ではチャーリー・ブラウンやPEANUTSというタイトルよりも「スヌーピー」のほうが広く知られることになりました。
キャラクターの顔が思い出せない方はこちら↓
公式PEANUTSページキャラクター紹介
私もスヌーピーの大きな顔、黒くて丸い鼻、垂れた耳、ぽっこりしたお腹・・・大好きです。
グッズしかり、漫画しかり、アニメ(*2)しかり。幼少の頃より身近でなじみがあったキャラクターであることは間違いありません。
(*1)1970年代以降は、副題としてfeaturing Good ol' Charlie Brown(古き良きチャーリー・ブラウン)が付け加えられていることからも、作者の意向が見えるように思います。
(*2)スヌーピーのアニメと言えば、NHKで1972年に放映していたバージョンでは、スヌーピーの飼い主チャーリー・ブラウンの声は谷啓さん、チャーリー・ブラウンの妹サリー・ブラウンの声はサザエさんでおなじみ加藤みどりさんが担当されていました!
2.人生を変える本とのであい
そんな私とスヌーピーとのかかわりを一段と変化させる出来事がありました。
1995年、『いいことから始めよう-スヌーピーと仲間たちからの生きるヒント』(新潮社)という本とのであいです。
この本の原作はアメリカの著名な精神科医、エイブラハム・J・ツワルスキー氏が書かれた『When Do The Good Things Start?』です。
本の初めに「なかなか治療の勧めを受け入れないアルコール中毒患者の治療セッションに、あるときPEANUTSの漫画を使ったところ効果があった」、という著者のエピソードが書かれています。
医師がいくら理屈で正しいことを言っていたとしても、本人が治療を望まなければ前に進まないこともありますね。
「PEANUTS」の漫画は、この「理屈」の壁をひょいっと乗り越える効果があったわけです。
このことに、私は当時ものすごく驚きを覚えました。
3. スヌーピーカウンセラーへの道
この体験をきっかけに、「PEANUTS」の漫画をもっとしっかり読みたい、という思いが強くなっていきました。
スヌーピーや飼い主のチャーリー・ブラウンなど、登場キャラクターたちはもちろんかわいいけれど、かわいい、面白いだけで終わらせてはいけない、もっと深いメッセージを読み取ることができるのではないか、そのように思うようになったのです。
そのころから漫画を読み返し研究をするなど、現在に至ります。
そして今思えば、この体験、私がカウンセラーを目指す遠因になっていたようにも思います。
そこから10年も遠回り(?)してしまいましたが・・・2005年、カウンセラーとしての一歩を踏み出したのでした。
現在は、まだまだ日本ではなじみの少ない、敷居の高い存在だと思われがちなカウンセリングを、前述のエイブラハム氏のようにスヌーピーの漫画をうまく取り入れることにより「身近な存在にしていきたい」という思いを込めて活動しております。
そして実際のカウンセリングの場でも、スヌーピーたちの”「理屈」の壁をひょいっと乗り越える効果”を、徐々に私自身感じることも増えてきています。
何気ないスヌーピーたちのセリフの中には、勇気づけられる言葉がたくさん出てくることを改めて実感します。
それは時を新たにして読んでも、その時々に応じた味わいがあることに気づかされています。
その言葉の数々、こちらのブログ等でも適宜ご紹介できればと思っています。