ストレスとの付き合い方(その四)

ストレス耐性アップのためには、瞑想やマインドフルネスが有効であることは既に知られていますが、いざ日常に取り入れようとするとなかなか難しいですよね。今回は日常生活の中に瞑想に近いものがあるのではないかと考えた際に、私自身の生活の中で最も近いもので代用することでヒントになるのではないかと考え、趣味のオートバイを取り上げてみます。

ChatGPTに尋ねてみた

長年オートバイに乗る中で、瞑想に近いのではないかと考えてみました。経験則でオートバイを語ることはできるのですが、瞑想はちょっと調べてみただけでも膨大な情報があり多岐にわたるため、ChatGPTに尋ねてみました。

オートバイと瞑想に共通点はありますか?

オートバイに乗ることと瞑想にはいくつかの共通点があります。これらの共通点は、主に注意の集中、心のリラクゼーション、そして内面的な気づきに関するものです。以下に詳しく説明します。

共通点

1.注意の集中
  • オートバイ: オートバイに乗る際には、道路状況、交通、バランスなどに細心の注意を払う必要があります。これにより、ライダーは現在の瞬間に集中し、他の雑念を排除することになります。
  • 瞑想: 瞑想では、呼吸やマントラなど特定の対象に注意を集中させます。この集中が心を静め、雑念を取り除く効果があります。
2.心のリラクゼーション
  • オートバイ: 多くのライダーは、オートバイに乗ることでリラックスし、ストレスを解消することができると感じています。風を感じながら走ることで、自然との一体感や自由を感じることができます。
  • 瞑想: 瞑想は心を落ち着け、リラックスする手段として広く認識されています。深い呼吸や静かな環境が心身のリラックスを促進します。
3.内面的な気づき
  • オートバイ: 長時間のライディング中には、自分の思考や感情に気づく機会があります。この時間を利用して自己反省や内省を行うライダーもいます。
  • 瞑想: 瞑想は自己観察と内面的な気づきを促進します。思考や感情を観察し、それに対する反応を理解することで、自己理解が深まります。
4.フロー状態
  • オートバイ: ライディング中には「フロー状態」と呼ばれる、時間の感覚が消え去り、完全に没頭する状態に入ることがあります。これは高い集中と快楽を伴う経験です。

  • 瞑想: 瞑想中にも同様にフロー状態に入ることがあり、深い集中と内的な満足感を感じることがあります。

違い

1.目的
  • オートバイ: 主な目的は移動や冒険、レクリエーションです。

  • 瞑想: 主な目的は内面的な平和、精神的な成長、ストレスの軽減などです。

2.リスク
  • オートバイ: ライディングには物理的なリスクが伴います。事故や怪我の可能性があります。
  • 瞑想: 瞑想は一般的に安全であり、物理的なリスクはほとんどありません。

結論

オートバイに乗ることと瞑想には多くの共通点があり、特に注意の集中、心のリラクゼーション、内面的な気づきに関して共通する要素があります。しかし、それぞれの活動には異なる目的やリスクも伴います。どちらの活動も、適切に行えば精神的な健康と幸福感を高める助けとなります。

※上記の情報はChatGPT-4(OpenAI)による回答となります。

オートバイを当てはめてみた(私の場合)

集中

オートバイに40年以上乗ってきた中でバイブルとなった書籍がありました。「ハイスピードライディング」(キース・コード著)という書籍です。この本の記述で最も身をもって体得した重要な言葉が「参照点(reference point)」でした。操作云々ではなく、オートバイは見ている方向へ向かっていく、というシンプルな解説が頭に焼き付いていました。おそらく、この本と出会わなかったら既にこの世に存在していなかったかもしれません。

ある時、ツーリング先の下り坂で私はオーバースピードになり、ブレーキングが一瞬遅れてしまいました。スピードが出過ぎていたせいで、本来バンクさせてターンするポイントは既に過ぎており、崖が目前に迫っていました。この時に、一瞬この本のことが脳裏に浮かび、無理矢理に視線をコーナー出口に向け奇跡的に事なきを得ました。後方を走っていた友人は「死んだ」と思ったそうです。

どこに向かっていくべきか集中することの重要さを身を持って感じた経験でした。オートバイは身体がむき出しになっていることもあり、一瞬の不注意が大怪我を伴う事故となるので、視線だけでなく常に集中して走らないといけません。

心のリラクゼーション

前出の「集中」と関連するのですが、何かに集中しようとした時に、さまざまな日常の出来事を考えていたらどうなるでしょうか?例えばですが、「今やっている仕事なかなか片付かないんだよな。。。」などと考えていたらどうなるでしょうか?考え事をしながらオートバイに乗っていると、おそらく事故を起こしてしまうでしょう。

また、「自分の方が速いのだから前を走っている車両を追い越してしまえ」とついつい欲を出したばかりに危険な目に遭うことはないでしょうか?何よりも怪我をしない・させない・事故を起こさない・違反しないためには、欲求のコントロールができないと常に危険に晒されることになるかと思います。(友人からは「お前が言うな」とは言われそうなのですが。。。)

こうして走っていると、適度な緊張の中で集中しつつも、リラックスして(身体のどこかの筋肉が緊張している状態から解き放たれて)いることに気付くのです。緊張していると、不意の外乱(路面が荒れていたりとか)に対応できなかったりするのですが、身体の軸はしっかりしつつリラックスしていると容易に外乱を吸収できたりするのです。

気づき

前述の走ることに「集中」し、「自然体」になると、いろいろな事に気づき始めます。一例ですが、

  1. 前を走っていた車が何もないところで減速した

  2. タクシーが客がいない所で路肩に寄せた

  3. 一直線の道路なのに車がゆっくり走っている

この結末は、

  1. 子どもが飛び出してきた

  2. タクシーは突然Uターンを始めた

  3. 速度取り締まりが行われていた

オートバイ免許を取得した際に友人たちから「お前がオートバイに乗ったら死ぬよ」(なんでだ?)と言われていましたが、そのお陰か既に数十年もの間、無事故・無違反無転倒で今日まで至ります。(この先の未来も安全である保証は全くないので、日々精進あるのみです)

フロー状態

上記のような状態が続くと。。。確かに時間を忘れてしまいます。ということで、過去に「いつになったら休むんだい?」と一緒に走っている仲間から言われてしまったこともありますが、今は体力的な面もあり、1時間に1回は休んでおります。(今度は「いつになったら目的地へ着くんだい?」と聞かれそうですが笑)

まとめ

皆さんの周りにも瞑想に近いものはありませんか?大それた趣味でなくても、ちっちゃな植物を育ててみたりあるいは料理も良いかもしれません。是非日常生活の中で探していただければ、ストレスの軽減の一助となるものが見つかるのではないかと思います。何もない!という方はまだ自分の才能・能力に気付かれていないのかもしれません。そんな方は是非B-Brain診断を受けてみてください。

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